02 認知症対応型デイサービスかぐや

認知症対応型通所介護とは

認知症対応型通所介護(デイサービス)とは

認知症対応型通所介護とは、認知症の方がデイサービスの事業所を訪れて行う入浴、排泄、食事などの介護、そのほかの日常生活を送るうえで必要となるサービスや機能訓練(認知症の利用者を対象にした専門的なケアや作業療法等の実施)をいいます。

また精神的・身体的な部分の機能回復だけでなく、自宅に引きこもりがちになる認知症高齢者の社会的な孤立感を解消したり、家族の介護負担を軽減(レスパイトケア)することも目的としています。要介護・要支援いずれの方でも利用できます。

普通の通所介護との基準の違い

認知症対応型通所介護の利用にあたっては「医師による認知症の診断」が必要で「認知症高齢者の日常生活自立度」にて一定レベル以上を満たす必要がある市町村もあります。 認知症対応型通所介護の定員は、「12名以下で少人数」であるように法律で人員基準が定められています。

認知症対応という特性から、制度上人員配置が手厚く設定(定員12名以下)されている反面、利用単価も普通の通所介護より高くなっています。その分普通の通所介護より認知症ケアという側面からの支援が手厚く望めます。

これは、認知症の特性を踏まえ1人に合ったきめ細やかな介護ケアを受けられるだけではなく、「口数が減ったり」、「引きこもりになったり」、「暴力的になったり」しがちな認知症の方が、自然とコミュニケーションを取りやすい環境を整えるためです。

また、普通の通所介護事業所の人員配置基準(利用者1人あたり3㎡・利用者5人に対して職員1名)での運営では適切な認知症ケアが保てない(個別対応が難しい・利用者の数が大人数である等の理由で認知症の方が馴染みにくい)という事も背景として挙げられます。

普通の通所介護との基準の違い

認知症対応型の最大の特徴は、利用者が専門的な認知症ケアを手厚く受けられる、またその人らしく在宅で生活していくための支援を受けられるという点にあると思われます。

例えば作業療法として行う工作や調理、あるいは音楽療法としてのレクリエーションといった活動を多人数の中で個別に行うことは難しいですが、職員が寄り添いながら周りを気にすることなくご本人様のペースで出来るとしたら、その質や満足感は他のサービスとは比較にならないでしょう。

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